手作りのプリザーブドフラワーの世界へ
プリザーブドフラワーとは保存されたお花という意味です。
プリザーブドフラワーのアレンジを作るには市販のプリザーブドフラワーを使ってもよいのですが、生きたお花からプリザーブドフラワーを作り、それをアレンジに利用するのはとっても贅沢なことだと思いませんか?
手作りのほうが市販のものよりもいろいろな風合いを楽しむこともできます。
手順はそれほど難しくないのでぜひ一度試してみてください。
A液B液の制作手順
- 制作手順1・お花を買う
- プリザーブドフラワーを制作するにはお花が必要です。
- 花屋さんで制作する花を買いましょう。
- プリザーブドフラワーにしやすい花はバラ、カーネーション、トルコキキョウなど花弁植物がよいとされています。
- なるべく鮮度のよい花を使ったほうがきれいに仕上がります。
- 買ってきた後は十分水揚げをしてあげるとよいでしょう。
- 制作手順2・A液で脱色する
- まずはA液を使って脱色を行います。容器に花全体が浸かる量の液を入れ、花を浸します。
- 花を入れた後は必ずふたをしましょう。
- 6時間~7日くらいを目安として浸してください。花の種類や大きさで時間は変わります。
- 十分に色が抜けたら取り出してください。
- 花が硬くなっています。
- 制作手順3・B液で着色する
- 今度は別の容器に着色液を入れます。そこにA液に十分浸した花をいれます。形が崩れないように気をつけてください。場合によっては糸やワイヤーなどで固定してください。
- 花全体を浸します。24時間以上が目安です。
- 花を浸したら容器にふたをしてください。
- 制作手順4・A液で色を定着させる
- 十分に着色したらB液から花を取り出し、再びA液に入れます。
- このとき入れる時間は5分程度です。表面のB液を落とすことにつかいます。
- 長い時間A液に浸しておくと色が落ちますので注意してください。
- このときのA液はなるべく新しいものを使います。
- 以前に使用したものでもかまいませんが、あまり汚れたA液を使用すると色移りをすることがあります。
- 制作手順5・乾燥させる
- 直射日光を避け、台などにのせて乾燥させます。台はペットボトルに穴を開けたり、卵のプラケースなども利用できます。花を傷つけないようにしましょう。
- 乾燥させる日数は花の種類、花の大きさによって変わります。
- 他に電子レンジで乾燥させる方法、食器乾燥機で乾燥させる方法、ドライヤーを使って乾燥させる方法などあります。
- 制作手順6・プリザーブドフラワーでアレンジする
- 出来上がりはやわらかいので、このように手で押しても大丈夫です。(あまりやりすぎて繊維を壊さないようにしてください。)
- 出来上がったらアレンジを楽しんでください。
- プリザーブドフラワーはグルーなどを使えばどのような場面でも活躍することができます。
- 写真立てや小物入れに1輪でもさまになります。
- ぜひいろいろと試してみてください。
らくらくプリザ液の手順
らくらくプリザ液を使ったプリザーブドフラワーの作り方の手順です。
- 制作手順1・お花を調達する
- お花はプリザーブドフラワーにする際にも、新鮮なものがよいです。
水揚げもよいし、お花に力があるからです。
※花材は着色液と同系色か、薄い色のを使うと自分の思うような色になりやすいです。
- お花はプリザーブドフラワーにする際にも、新鮮なものがよいです。
- 制作手順2・お花は花首で切り、容器に入れる
- お花は花首で切ります。長くても3cmくらいでしょう。あとのアレンジでどのように使うかも考えたほうがよいですが、あまり長いとお花が液を吸い上げるのが大変なので、あまり長すぎてもよくないです。
タッパーのようなプラスティック容器(ふた付)にお花を入れてください。
- お花は花首で切ります。長くても3cmくらいでしょう。あとのアレンジでどのように使うかも考えたほうがよいですが、あまり長いとお花が液を吸い上げるのが大変なので、あまり長すぎてもよくないです。
- 制作手順3・らくらくプリザ液を容器にあける
- プリザ液はお花全体が埋まるくらいに入れてください。
お花によっては浮きますので、剣山に差したり、おもりをつけた糸、ワイヤなどに花をつけてあげるといいでしょう。
浮くことが気にならなければ、そのままでも結構です。
- プリザ液はお花全体が埋まるくらいに入れてください。
- 制作手順4・お花を液につける
- バラであれば、36時間以上。カーネーションであれば48時間以上つけてください。
(ほかの花材も36時間から48時間ですが、色が抜けにくいお花やあまり新鮮でないお花は時間をかけてあげてください。)
- バラであれば、36時間以上。カーネーションであれば48時間以上つけてください。
- 制作手順5・お花を取り出す
- お花を取り出す際には液をよく落としてください。
花びらが硬くなっていますので、慎重に取り扱いましょう。
力を入れすぎるとお花が割れてしまいます。
- お花を取り出す際には液をよく落としてください。
- 制作手順6・お花を乾燥させる
- 液から取り出したお花を乾燥させます。
風通しのよいところにお花の形が崩れないように並べます。
しばらくすると空気中の水分を吸ってやわらかくなってきます。
3,4日から7日くらい乾燥させるとできあがります。
- 液から取り出したお花を乾燥させます。
<※注意事項※>液のお取り扱い
プリザーブドフラワー液はアルコールでできています。安全性は高いものですが、以下のことにご注意ください。
- 成分はエタノールで学校などでアルコールランプで利用されるものです。液を使用するときは十分換気してご使用ください。
- 火気は絶対厳禁ですので、火の近くではご使用にならないでください。
- 使用後の液を捨てるときには20倍以上に薄めて流してください。